Contents
ブランドコンセプト『BASIC TO CHIC』に基づいて、「MY CHIC STYLE」をテーマに、暮らしにも働き方にも独自のスタイルを確立した女性たちにお話を伺うインタビュー企画。暮らしや仕事、ファッションで大切にしていることをお聞きしながら、「あなたにとってのシックとは?」を紐解いていきます。
今回登場いただいたのは、ラブコメディから大河ドラマまで幅広く活躍する俳優、高梨臨さん。「仕事では、ストイックに突き詰める方です。反対に、プライベートではスイッチをオフして心の赴くままに過ごしています」と、オンオフの切り替えやファッションの楽しみについて語ってくれました。
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Profile
高梨臨さん|俳優
1988年生まれ。2012年アッバス・キアロスタミ監督作の映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされる。その後、連続テレビ小説『花子とアン』、『恋がヘタでも生きてます』、大河ドラマ『西郷どん』、日曜劇場『VIVANT』など話題作に次々出演。2025年は4月クールのドラマ『ムサシノ輪舞曲』、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』出演と話題に事欠かない。俳優としての活動のほか、『andGIRL』にてレギュラーモデルを務める。
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Credit
プロデュース・編集・文:RCKT/Rocket Company* 撮影:薄田直樹(スチール)、Takachrome(ムービー) スタイリスト:佐藤奈津美 ヘアメイク:松井里加(A.K.A.)
Movie
Interview
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最初は責任感、だけど突き詰めれば
どんどん仕事が楽しくなっていく - 仕事をする中で一番嫌なのは、後悔しながら終わること。作品に向き合う時は、「これをやろう」と決めたら徹底的にやります。一瞬たりとも「こうしておけばよかった」という時間を作りたくない。ストイックな方だと自分でも思います。といっても、芸能界に入った10代の頃はそうではなく、楽しいばかりでした。たくさんの大人の方々が関わる中で皆さんのかっこいい姿を見ているうちに、自分もベストパフォーマンスを発揮せねばという責任感が芽生え、そこから仕事に対する姿勢が変わってきたのです。そうすると仕事がどんどん楽しくなってくる。努力はもちろん良い作品のためなのですが、より仕事を楽しむことにつながるという意味で、自分自身のためでもあるなと思います。
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暮らしを作る
3つのBASIC ITEM -
シャツは素材や色、柄を変えて何枚も持っています。パンツと合わせて着るのはもちろん、ワンピースの肩にくるっと巻くだけでおしゃれな雰囲気が出るし、冷房対策にも。
それからなんといってもジャケット。パンツとのセットアップできれいめに着たり、デニムに合わせたりスカートにキャップでカジュアルダウンしたり。冬はオーバーサイズでコートみたいに着るのも好きです。
セットアップは、お助けアイテム。ファッションの仕事をする前はコーディネートに悩んでワンピースばかり着ていましたが、セットアップというものに出会ってからは…気がついたら買っちゃってますね(笑)。着るだけでおしゃれに見えるし、中に着るものを変えると雰囲気も変わるし、本当に便利です。
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色々なテイストの服を着て
気分を変えるのが楽しい -
私、本当に色々なテイストの服を着るんです。素敵なレストランに行く時と、みんなで外に遊びに行く時とだとまるで別人。フリルのついたエレガントな服を着たかと思えば、少年に見えるくらいカジュアルな服も好きで。その日の気分や、行く場所によって着る服が全く違うんです。身につけるものによって気分が変わる感覚も面白くて。ヒールを履いたら背筋が伸びるし、スニーカーを履いたらスキップしたくなる。着る服によって内面も影響される気がします。
その日その日で変身したい願望みたいなものがあるのかもしれませんね。とりあえず色々な服を着てみよう、って積極的な気持ちでファッションを楽しんでいます。
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家では気の赴くまま
ハッピーになることを追求 -
仕事では全力で向き合いたい気持ちがあるのですが、逆に家の中では完全にスイッチがオフに。とにかく自由に、やりたいことをやっています。しかも、はまり症なのでゴルフを始めたら週に2,3回ラウンドしたり、何日もかけてアニメを一気見したり。
食べることも大好きで、有名なお店から小さなお店まで食べ歩きしています。ポテトチップみたいなスナック菓子も含め、ノンジャンルで「美味しい」と思えるものに出会うと幸せを感じますね。
お花が好きで、近所の花屋さんで一本購入してひょいと花瓶に差したりはします。朝からたくさんの植物に水をあげて、みたいな暮らしには憧れますが、今は花一輪に癒される日々です。
シックとは…
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常に持っていたい、
佇まいを含めた品の良さ -
「シック」は、私にとって「常に欲しいもの」です。
ファッションも冒険する方だし、普段自由に生きているので、だからこそどこかにシックさというか、上品なところが欲しいなと思っています。ファッションで言うと、カジュアルだけどどこかシックだったり、好きなように生活しているようでいて「こういうところはなんだか上品だよね」といったところがあるといいな、と。
カジュアルな服を着た時は、上質な時計を身につけると気持ちが引き締まる。そんな、スッとした気持ちも「シック」の一つなのかなと感じます。佇まいも含めてシックさというか品の良さというか。憧れでもあるし、自分が持っていたいものでもあります。
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着こなしのポイント
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スタイリスト 佐藤奈津美さん
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着こなしのポイント
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高梨さん
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