MY

CHIC STYLE

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  • 生き方が

  • その人のスタイルや印象を作るから、

  • いつも背筋をピンと伸ばして

  • 小島聖さん

Contents

ブランドコンセプト『BASIC TO CHIC』に基づいて、「MY CHIC STYLE」をテーマに、暮らしにも働き方にも独自のスタイルを確立した女性たちにお話を伺うインタビュー企画。暮らしや仕事、ファッションで大切にしていることをお聞きしながら、「あなたにとってのシックとは?」を紐解いていきます。

これまでさまざまなジャンルのドラマや映画、舞台作品に出演し、俳優としてのキャリアを積み重ねてきた小島聖さん。その一方で、プライベートでは一児の母。そして趣味である登山では、何日もテント泊をして縦走するというアクティブな一面も持つ。いつも自然体で飾らない笑顔が印象的で、ファッションだけでなくライフスタイルでもたくさんの人を魅了してやまない小島さんにお話いただきました。

  • Profile

    小島聖さん|俳優

    1976年生まれの東京都出身。1989年にNHK大河ドラマで俳優デビュー。俳優としてキャリアを積み重ねながらも、エッセイの執筆や画家の平松麻さんと活動する「おもいつきの声と色」ではオリジナル紙芝居の制作から朗読までを行うなど活躍の幅を広げている。プライベートでは一児の母。

  • Credit

    プロデュース:マガジンハウスクリエイティブスタジオ 編集:花沢亜衣 撮影:猪原悠 文:高野瞳 スタイリスト:Yoshi Miyamasu へアイメイク:小林雄美

Movie

Interview

日々、見て触れて感じること。
自分の経験値が、表現にもつながっていく
映画や舞台を観る、登山などで自然に触れる。なんでもいいけれど、興味が湧いたら、時間がないとか子どもがいるからとか言い訳せずにまず行動するようにしています。日々、見たり、触れたり、経験したりすることを大事にしたいし、し続けたい。演じるということは、自分の経験値の積み重ねでしか表現できないし、自分の内側から湧き出るものだと私は思うのです。昔演じた役でも、今の自分が演じたらまた捉え方が違うのだろうなって。それは単純に時間が積み重なっているのもあるし、自分自身の捉え方が深くなっている気がするから。
年々演じることが楽しくなっています。そのためにも、日々の一瞬一瞬を大切にしています。いざやりたいことがあっても急に勢いよくダッシュはできないから、すぐに動けるようになるべく日頃から自分のアンテナを張って助走しています。
暮らしを作る
3つのBASIC ITEM
白いTシャツにデニムが私のベーシックスタイル。白いTシャツは1年中着ていて、サイズ違いで何枚かそろえています。襟元からちらりと見える感じも好きなのでインナーとしてもよく着ています。
足元は〈コンバース〉のハイカットスニーカーばかり。色は白です。いろいろなスニーカーを履いていた時期もあるけれど、何にでも合う〈コンバース〉につい手が伸びます。そして、帽子も私の定番。アクセサリー感覚でというと聞こえがいいけれど、ヘアセットやメイクが億劫なだけ(笑)。かぶるだけで様になるから、毎日のようにかぶっています。
着ていて疲れない。
長く手元に残したい服を
デザインに特化したファッションを好んでいた時期もあるけれど、いまは手元に残っていないものが多くて。やっぱりベーシックな形のものが手元に残るし、長く着ていて疲れない。そういうものがいちばん長続きするかもしれません。長く着ていて疲れないというのは、時間的なことだけではなくて、動きやすくて心地いいかどうかということも。子どもがいるからというより、自分の今の年齢や気持ちがそういうファッションを求めています。
それでもファッションは大好きだからなんでもいいわけではなくて、お店に行くと柔らかなシルク素材や刺繍がたくさん施されたもの、ビビッドな色合いのものもきれいだなって思うけど、つい「洗えますか?」って聞いちゃう(笑)。素材や着心地の良さはもちろんのこと、気にせず洗えるかも私にとっては重要で。気づけば、クローゼットには同じような服ばかり並んでいます。
無理はしない。
いつも軽やかでいられたら…
こんな家に住みたいとか、こんな場所に行きたいとか、こんな物が欲しいとか…。手に入れたいものを挙げたらキリがないけれど、なるべく軽やかでいたいと思っています。物がいっぱいあると自分の体まで重くなる気がして。定期的に家にある物を減らしたくなります。大好きな洋服はなかなか減らすのが難しいですけどそれでも、物がないスッキリとした状態が気持ちよくて好き。しまい込んでいるものって、結局着ないことも多いから。そういうものを手放して、なるべく軽やかにいられたら。そして無理せず自分らしく日々を大切に暮らす。それが理想の暮らしです。

シックとは…

生き方や内面がつくる、
その人なりのスタイル
私って、張り切るといつもなんだかごちゃごちゃになるんです(笑)。力が入りすぎて。結局「いつもの方がよかった」ってなってしまう。無理に着飾るのではなく、その人なりの装い方があって、日々の暮らしがあって。年齢を重ねれば重ねるほど、そういった生き方や内面がその人のスタイルや印象を作ると思います。だからこそ日常を大事に、日頃からちょっと背筋がピンとした感じは保っていたい。それがエレガントやシックということなのかな。永遠のテーマですね。

Today’s coordinate

レースセットアップ×ジャケット

Coordinate

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着こなしのポイント

「普段から白やベージュの洋服を選ぶことが多いです。白いレースのセットアップは着心地がよくて、羽織った淡いイエローのジャケットと組み合わせは優しい印象ですね。より春らしい装いになりました」

From

小島さん

「全身を白でまとめたコーディネートは、カラージャケットをアクセントに。淡いトーンでまとめるとよりトレンドっぽくなります。足元は、白ではなくシルバーを選ぶと程よく締まります。ジャケットを肩がけしたり、袖を大きめにロールアップしたりすると着こなしに幅が出ます」

From

スタイリスト Yoshi Miyamasuさん

デニムセットアップ×トレンチ

Coordinate

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着こなしのポイント

「デニムは好きでよく履きますが、デザインのあるデニムは持っていないアイテムなので、とても新鮮でした。トレンチコートは、いつか欲しいなと思っています。着るとこんな感じかなとシミュレーションができました」

From

小島さん

「デニムのセットアップは、デザインがある方がモードな印象になって大人の女性におすすめ。白いコンバースを合わせてもカジュルになりすぎないし、トレンチコートを羽織ってトラッド×ストリートのミックスも楽しめます。足元パンプスにするとより洗練された雰囲気にも」

From

スタイリスト Yoshi Miyamasuさん

Items

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