ギフト選びのコツ、教えます!
No. 08

素敵な時間こそ、一番うれしいギフトです

山本 晃弘 服飾ジャーナリスト / 『アエラスタイルマガジン』エグゼクティブエディター兼WEB編集長

「MEN’S CLUB」「GQ japan」などを経て、2008年に編集長として『アエラスタイルマガジン』を創刊。2019年にヤマモトカンパニーを設立し、30年以上に渡って男性誌をつくり続けた知見で、編集や執筆、講演、ブランドのコンサルティングを行っている。著書に『仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。』がある。
https://asm.asahi.com/

人に贈りものをするときに大切にしていることは何ですか?

「異動、転職、独立。仕事のお相手のそういった転機に際して、ギフトを贈る機会があります。そんなときに心がけているのは、次の仕事で使えるものにすること。人生の新しいステージに進むのを応援するのが趣旨なので、当然といえば当然。例えば、ネイビーのソリッドタイ。贈る相手が、より精悍(せいかん)に見えるようにという思いをこめて。マチの広い名刺入れであれば、次の場所でも商売繁盛を、と祈願して。つまり、贈りものをするときに大切なのは気持ち。これに尽きます。」

今、私が贈りたいもの、贈られたいもの

「新しく購入したスピーカーが素晴らしい音を鳴らすので、毎晩のようにジャズやロックの古いCDを引っ張り出して聴いています。そんなときに美味しくいただいているのが、英国に出張したスタッフからお土産で贈られたCLIPPERの紅茶。無漂泊のティーバッグに詰められた、オーガニックの茶葉。環境に配慮した姿勢もうれしいですし、何よりも、豊かな香りがくつろぎの時間をいろどってくれます。素敵な時間こそが、一番嬉しいギフトです。」