時代を越えて、手元に届いたヴィンテージバンダナたち 時代を越えて、手元に届いたヴィンテージバンダナたち

時代を越えて、手元に届いたヴィンテージバンダナたち

時代を越えて、手元に届いたヴィンテージバンダナたち

SHIPS WOMEN

SHIPSスタッフの中でも屈伸のヴィンテージ好きであるバイヤー・福田が今回、リコメンドするのは“バンダナ”です。近頃ではどんなお店でも扱われ、多種多彩なバンダナが手に入りますが、独自の審美眼で選ばれたそれらは、どれも一味違った表情のものばかり。こだわりというよりも、もっと自然と集まってきたバンダナたちの一部をご紹介します。


いつからか収集癖がついたヴィンテージバンダナ。
様々なバンダナを見るうちに、花柄やドット柄、幾何学模様など、バンダナ=ペイズリー柄というイメージが覆されて以降、みるみるうちに、はまっていってしまいました。

私が集めているバンダナは、ほとんどが50年代から70年代までのアメリカのもので、主に“抜染”と呼ばれる技法で製造されています。抜染というのは、初めに一色で染めた後に、その染料を漂泊する抜染のりを使って柄を表現するのですが、現在のパキッとしたプリント技法では出せない、独特な柔らかさのある風合いに仕上がります。

またバンダナって色がどんどん抜けていくのですが、その絶妙な色落ち具合もたまりません。本当に50年近くも昔の方が作ったの?と思うほど、繊細で緻密なデザインが多くて刺激的です。

そうして気に入ったものを集めているうちに、気付いたら200枚ほどになりました。
ヴィンテージのバンダナには、隅におなじみの像や虎マークがあったり、その他の文字によっていつ頃の年代なのか、と分かるのも面白さの一つ。
これからも、まだ見ぬ柄との出会いが楽しみです。