SHIPS WOMEN
Primary Navy Label

MY PRIMARY


SHIPS Primary Navy Label

MACHI ITO
04
バランスアップが叶い
気分をあげてくれるモノに価値を感じる
伊藤真知
(エディター)
Updated 2022.10.26
さまざまなゲストを迎え、不朽のベーシックの魅力をお届けする〈SHIPS Primary Navy Label〉の連載企画。
Primary(プライマリー)とは、基本的な・最初の・一番目のという意味です。
ではファッションのプライマリーとは何でしょう?
ベーシックに辿り着いた大人の女性たちに尋ねていきます。
第四回にご登場いただくのは、エディターの伊藤真知さん。
いま思うプライマリーなアイテムや、小柄な身長ならではのこだわりを教えていただきました。
エディター伊藤真知さんプロフィール

『Marisol』『LEE』『BAILA』などの女性誌でファッションページやインタビューを手がけるエディター。ブランドやトレンドに流されすぎず、長期的に愛用できるものを見つける審美眼にファンが多い。

STYLE-01

「メンズライクなスタイルは柄スカートで味変して」

「メンズライクなスタイルは柄スカートで味変して」

ロングスカートが定番化したのはいつ頃からですか?

数年前はまだトレンドを追いたい気持ちが強く、流行っていたミモレ丈のスカートを選ぶことが多かったです。でも最近は好きなものも定まってきて、自分のスタイルも確立できてきたように思っていて。私は155cmと小柄なので、ロングスカートがいちばんバランスが取りやすいと気づき、そこからよく取り入れるようになりました。

ロングスカートを選ぶときのポイントは?

ズバリ、丈ですね。スニーカーやブーツなど、どんなタイプの靴でも合う長さかどうかチェックします。夏場は素肌が出るサンダルが多いのでマキシ丈くらい潔く長いほうが好きですが、冬はブーツなどが増えるので重々しくなりすぎないように、気持ち短めにしています。あと私はTシャツやニットなどのベーシックなトップスが多く、ボトムスで色柄を取り入れるのが好き。今日みたいにプリーツなど、表情が出るデザインを選ぶことも多いです。

伊藤さんのロングスカートスタイルの定番を教えてください。

もともとはどちらかというとメンズライクなファッションが好きなので、スウェットやMA-1などのハズしとして合わせることが多いです。シルエットはトップスがややゆるくて、ボトムスですっと縦長なラインをつくるのが定番ですね。

STYLE-02

「大好きなボーダーニットで苦手だった黒を克服」

「大好きなボーダーニットで苦手だった黒を克服」

ブラックのマニッシュスタイルにボーダーが映えますね。

実は長年シンプル恐怖症で、なかでも無地のブラックが苦手だったんです。身長がある方が着るとかっこいいけど、私が取り入れるとしっくりこなくて…。ずっと避けてきました。ここ数年でおしゃれへの考え方が変わり、いま改めて黒を楽しんでいます。新定番というところでしょうか。ストイックな全身黒にはまだ抵抗があるので、シンプルなときによく取り入れるボーダーをプラス。今日はニットを肩掛けしました。

肩掛けスタイルのコツは?

今日みたいに結び目をずらして、片方の袖口だけ前に垂らすのが私の定番です。夏場なら片側だけでも二の腕を隠せるところもお気に入り。あとは首元にポイントをつくることで目線が上に行くので、この工夫ひとつでバランスよく見えるんですよ。

ボーダー選びのこだわりを教えてください。

バスクシャツなどはピッチが細いものを選びがちですが、ニットの場合はそもそもリラックス感のある形や素材を選ぶことが多いので、あまりきれいめな感じは求めないですね。逆に今回のように毛足が長かったり、ピッチが太めだったり、表情がある方が取り入れやすいと思います。

( MY PRIMARY )
BLACK ACCESSORIES
「甘さのある黒小物が
似合うようになってきた」
ずっと憧れていたけど20代、30代では似合わなかったジュエリーブランドのアイコニックなピアスが、年齢を重ねてようやくしっくりと馴染むようになりました。その発見からフェミニンな黒いジュエリーや小物が気になるように。クラシックな小ぶりの腕時計や、これまであまり興味のなかったカチューシャなど、ちょこちょこと集めています。きっかけは高級なジュエリーではありますが、値段やブランドは問わずに自分に合うものを選んでいきたいと思います。
( MY PRIMARY )
SMALL BAG
「バッグは気分をあげてくれて
コンパクトなサイズのものを」
私のなかで靴とバッグの役割が全然違うんです。靴はポインテッドドゥなど、自分に合うものが決まっているのでデザインのかわいさだけでは選びません。履きやすさとバランスをよく見せてくれることが最重要。一方でバッグは色も素材もバリエーション豊かに揃えていて、気分で選んでいます。ただ小柄なので、大きなバッグを持つと背の低さが際立ってしまいがち。バランスがよく見える小さいバッグが欠かせません。肩にかけやすいし、ポシェットなら目線も上がる。一石二鳥なんです。
COLUMN
伊藤真知さんの、プライマリーなスタイル
MACHI’S PRIMARY STYLE
私の場合、ファッションのコーディネートなどいわゆる「組み合わせ」よりも「モノ」に興味があるタイプ。うんちく好きでモノについて語りたい訳ではないのですが(笑)、それ自体に力のあるアイテムにひかれます。ブランドを問わず上質なもの、華やかなもの、そして少しクセのあるものが好き。なので逆を言えば、シンプルなものや脇役的なアイテムはつい二の次になりがちでした。最近は質がよくお手頃なベーシック服がたくさんあるので、積極的に取り入れています。自己基準にはなりますが、価格に見合う価値があるかを気にしながらモノを選んでいきたいですね。
伊藤真知さんが選ぶ、プライマリーなアイテム
PLEATED SKIRT / 
SHIPS Primary Navy Label
¥25,960(inc. tax)
KNIT / 
SHIPS Primary Navy Label
¥15,950(inc. tax)
BACK TO INDEX