SHIPS WOMEN
FEATURE
女性が社会でよりよく生きていくことをサポートしたいという想いを形に。この春、3月8日の国際女性デーに向けて、女性がデザイナーを務める3つのブランドとタッグを組んで限定アイテムをリリースします。それぞれのデザイナーが別注アイテムに込めた同性へのエールが多くの方に届きますように!
Updated 2023.03.01

Blouse [ESLOW] ¥30,800(inc. tax) BUY

Tank top [SHIPS] ¥5,940(inc. tax) BUY

Pants [SHIPS] ¥19,910(inc. tax) BUY

Necklace [MARIHA] ¥13,200(inc. tax)

今回、別注のお話があったときのお気持ちをお聞かせください。

数あるブランドの中から〈ESLOW〉を選んでいただいたことに感謝するとともに、世界的に記念すべき国際女性デーに参加させていただくことができ嬉しく思いました。私自身もジェンダー平等を考える良い機会となりました。

どのようなコンセプトでアイテムを作ろうと思われましたか?

国際女性デーのシンボルとも言える“ミモザ”に注目し、美しいイエローのブラウスを作ることにしました。着る方を後押ししたり、袖を通すだけで力が湧き上がるようなハッピーなアイテムになればと思います。

どのような女性像をイメージしてデザインされましたか。

ご自身の考えや主張をきちんと持っている、自立した女性をイメージしました。

ブラウスへのこだわりを教えてください。

〈ESLOW〉で毎シーズン人気のあるコットンのタイプライター素材を使用しました。鮮やかなミモザカラーはインラインでは作ったことがありませんでしたが、素材とマッチして華のあるブラウスに仕上がりました。少し苦労しましたが、ミモザの花の様なくすみのない色合いを再現できたと思います。シルエットはゆとりがあってリラックス感のあるサイジング。大ぶりのセーラーカラーと、リボンを巻きつけたような袖のデザインが特徴です。

このブラウスをご着用される場合、ご自身ではどのようなスタイリングをされると思いますか。

ホワイトのミリタリーパンツやデニムなど、メンズっぽさのあるアイテムを合わせて甘くなりすぎないスタイリングに仕上げます。

清水一子
(デザイナー)
京都府出身。2016年より〈ATON〉のウィメンズのデザイナーを務めたのち、21年秋冬シーズンよりユニセックスブランド〈ESLOW〉をスタート。22年秋冬よりユニセックスラインを展開中。2023年春夏コレクションは「Desert People」をテーマに掲げる。

Blouse [Uhr] ¥39,600(inc. tax) BUY

Pants [upper hights] ¥27,500(inc. tax)

Necklace [ERICKA NICOLAS BEGAY]
¥16,720(inc. tax) BUY

今回、別注のお話があったときのお気持ちをお聞かせください。

もともとNPO法人のウィメンズネット・こうべの代表、正井禮子さんの考えに共感し、支援させていただいているんです。まだDVという言葉がない時代から、女性を助ける活動をされている方なのですが、25年前と比べても女性を取り巻く環境が変わっていないとおっしゃっていて。ファッションを楽しむことは心の余裕がないとできないことですよね。諸外国のムーブメントを見るたびに、もう少し日本の女性もパワフルになることができたらと願ってやみません。今回のSHIPSさんとの取り組みが何かいいきっかけになればいいなと思います。

どのようなコンセプトでアイテムを作ろうと思われましたか?

インラインのワンピースをブラウスにアレンジしたのですが、フロントの大きいラッフルが特徴なんです。ぱっと見は甘く見えるかもしれませんが、袖を通していただけると力強さがあって、一筋縄ではいかない雰囲気を感じていただけると思います。

どのような女性像をイメージしてデザインされましたか。

もともとターゲットやシーズンテーマを設けずに、袖を通していただいたらもう〈Uhr〉のものではなくなるくらいの気持ちで作っています。このブラウスも、着てくださる方のものになってほしいですね。

ブラウスへのこだわりを教えてください。

ワイド幅のピンストライプで、写真の配色と、ネイビーベースに白い線が入るものの2色展開です。リネン混で軽く着ていただけますし、扱いやすい素材だと思います。〈Uhr〉の服自体がものすごく用尺を使うようなデザインが多いのですが、このラッフルも中途半端にやるとかわいいだけで終わってしまうので、できる限り大ぶりに仕上げています。マニッシュなスタイルにも合うようにバランスをすごく考えて作りました。また胸が深めにV字で空いているので、子供っぽくならないところもポイントです。

このブラウスをご着用される場合、ご自身ではどのようなスタイリングをされると思いますか。

まだ肌寒い時期でしたら、ハーフパンツにブーツとか、辛口なレザーパンツを合わせるのもいいですね。どちらかというとハンサムな着こなしを選ぶと思います。

濱中鮎子
(ディレクター/デザイナー)
熊本県出身。セレクトショップにてPRとブランドディレクターを務めたのち独立。2018年より〈Uhr〉を立ち上げ、現在はキッズラインのほか、売上利益の一部を女性の問題に取り組む支援団体に寄付する活動を行う“Uhr Friendship projects”を展開中。

Vest [Pheeta] ¥30,800(inc. tax) BUY

All-in-one [A PUPIL] ¥35,200(inc. tax)

Bracelet [WE ARE NBO] ¥18,480(inc. tax)

Necklace [SHIPS] ¥6,490(inc. tax) BUY

Necklace [IRIS47] ¥14,300(inc. tax)

今回、別注のお話があったときのお気持ちをお聞かせください。

とても素敵な取り組みだと思いました。私たちが現代手にしている多くの自由は、先人の女性たちの苦労や努力の上に成り立っているということを再認識します。また、未来の女性たちに向けて私たちに何ができるのか考えるきっかけにもなりました。

どのようなコンセプトでアイテムを作ろうと思われましたか?

ブランドのコンセプトである“繋ぐ服”には、長く大切に着てもらいたいお洋服を次の世代に繋ぐ、確かな服飾技術や文化をまだ知られていない場所へと繋ぐなど、いろんな意味の「繋ぐ」を込めています。今回制作した〈Pheeta〉の洋服が、女性たちが達成してきた功績や、その思いを知る小さなきっかけとなれば嬉しいです。

どのような女性像をイメージしてデザインされましたか。

母から娘へ引き継いでいただけるような洋服作りを目指しているので、年代や女性像など明確なターゲットは設けていません。女性は年齢による体型の変化もあるため、そこを念頭に置いてシルエットやデザインを考えるようにしています。

ブラウスへのこだわりを教えてください。

ピンタックが特徴的なこのTrinityシリーズは、元々メンズのフォーマルなドレスシャツである“ブザムシャツ”を、女性の日常に取り入れてもらいたいと思い制作しているシリーズです。胸まわりを切り替えたディテールは本来のブザムシャツに忠実にならい、手仕事のピンタックで表現してるのがシリーズを通じての特徴です。今回のアイテムも、メンズのフォーマルなベストを着想元とし、現代的に仕立てました。素材は、太番手のオーガニックコットンを平織りしたインド製のポプリンを使用しています。ベストというアイテムは、これまでTrinityシリーズのインラインでは作ったことのない形なので、とても新鮮です。装いに取り入れることで、女性ならではの着こなしの楽しさを感じていただければ嬉しいです。

このブラウスをご着用される場合、ご自身ではどのようなスタイリングをされると思いますか。

同じTrinityシリーズのシャツドレスと同色を重ねて着用したいです。インドを代表する男性用民族衣装の「クルタシャツ」も、同素材のベストを重ね着しているスタイルをよく見かけるので。そのスタイルを〈Pheeta〉なりの解釈でスタイリングしてみたいと思います。

神出奈央子
(デザイナー)
奈良県出身。セレクトショップの企画、チーフデザイナーやディレクターを経て、2019年春夏シーズンより〈Pheeta〉をスタートさせる。「繋ぐ服」をコンセプトとし、インドの手仕事から生み出されるコレクションは、愛用したのちに「染め替え」のアフターケアも可能。