SHIPS WOMEN
SHIPS GINZA GUIDE

SHIPS GINZA GUIDE

KATSUMIDO
CAMERA STORE

5-9-1 Ginza , Chuo-ku , Tokyo

心地良い緊張感と品格が漂う街、銀座。
古き良き老舗の名店から
ラグジュアリーストア、ギャラリーまで、
自然と背筋が伸びる、
粋で華やかな文化が息づきます。

1977年に「SHIPS 銀座店」を開店してから45年、
あらためてこの地の魅力を探る連載がスタート。
ウィメンズプレス新田ららが
“知っているようで知らない銀座”を案内します。

GUIDE

新田らら

SHIPS ウィメンズプレス

Updated 2023.07.12

今回訪れたのは、銀座四丁目の交差点から晴海通りを東銀座方面に歩いてすぐにある『銀座カツミ堂写真機店』。戦後すぐに萩本欽一さんのお父様が開いたカメラ店を、1949年に親戚の藤本克巳さんが受け継いだというエピソードが印象的です。焼け野原だった銀座に、当時は数台あれば東京の家を購入できると言われた[ライカ]のカメラを買いに写真好きが集う。そんな人々の夢や静かな情熱を長年見守ってきたお店なんです。

  • 最初に手に取ったのは[ニコン]の「S4」。メーカーで選んだかと思いきや「見た目がかわいい!」とのこと。

  • 銀座の老舗写真機店というと初心者には敷居が高いと思われがちですが、みなさん優しく寄り添ってそれぞれの特徴を説明してくれます。「カメラを選ぶうえで大切なのは、気になった商品を実際に見て、店員に話を聞くこと。ネットで学ぶより断然ためになると思いますし、なんせ無料ですから(笑)。敷居なんて気にせずフラッと来てください」と店長さん。銀座という土地柄、舶来のカメラが集まりやすく、カメラ好きが一生で見られるか見られないか、というレベルのお宝が店頭に並ぶことも。

  • 恐れ多くも、二眼レフカメラを手にする新田。ドキドキしながら手の置き方やシャッターの位置を教わるのであった。

  • 撮ったら現像があがるまで何が写っているかわからないのも楽しみのひとつ。スマホのカメラでは体験できないアナログならではの感覚的なおもしろさを味わおう。

RECOMMENDED CAMERA FOR BEGINNER

  • フィルムカメラを真剣に楽しみたいという方には、高級コンパクトカメラを。手のひらサイズで持ち運びにストレスがなく、オートフォーカスの機能も抜群。初期投資は必要なものの、撮る楽しさをピュアに楽しめる一台。

  • もっとカジュアルに楽しみたいという方には、コスパがよく市場に出回っている数も多いこちらのモデルをリコメンド。カバーのスライドを開けると電源がつく手軽さや、おもちゃっぽいデザインが心をくすぐるアイテム。

気になるフィルムカメラの名前をフリマサイトで検索すると、安いものがわんさか見つかる。でもいざ届いたら動かなかったり、現像に出したらちゃんと写っていなかったり。安易に買うより、保証やアフターサービスのしっかりした店舗で、使い方や扱いなどその商品の個性をプロからきちんと教わって選ぶようにしよう。

Today’s Rara

  • 「カメラを探しに行く日は、全体的にシックな雰囲気で。秋トレンドとして注目しているベロア素材のタンクトップに質感のあるワンピース、エンジニアブーツを組み合わせて先取りしました。アメカジっぽいナンバリングTシャツを肩掛けして、テイストをMIXしたのがポイントです。地味にならないようにバッグを差し色にしました」

  • 「ロングワンピとブーツで下が重めなので、小さめバッグで軽さを出しました。丸っこいフォルムと、コーディネートのアクセントになるイエローがかわいいんです」

Item Credit

  • One-piece [SHIPS] ¥19,910(inc. tax)

  • Tank top [SHIPS] ¥5,940(inc. tax)

  • T-shirt [Odub × SHIPS] ¥13,970(inc. tax)

    BUY
  • Shoes [BRENTA] ¥105,600(inc. tax)

    BUY
  • Bag [OSOI] ¥42,900(inc. tax)

※その他アクセサリーは私物

カメラを探しに
行く日のおすすめ
アイテムはこちら

Information

『銀座カツミ堂写真機店 / KATSUMIDO
CAMERA STORE』

住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-9-1

Google map

電話番号:03-3571-0468

営業時間:10:00〜19:00

定休日:無休(年末年始以外)

  • Photography_Yuichi Sugita /
  • Text_Reiko Matsushita /
  • Design & Development_maam.inc /
  • Production_MANUSKRIPT