SHIPSバイヤーが惚れた!2020FW 思わず「語りたくなる」小物ブランド3選 SHIPSバイヤーが惚れた!2020FW 思わず「語りたくなる」小物ブランド3選

SHIPSバイヤーが惚れた!2020FW
思わず「語りたくなる」小物ブランド3選

「サスティナブル」「カスタム」「個性&ディテール」と、今季のSHIPSもこだわりが光る小物がズラリと並びます。そこで、バイヤー佐藤 望が惚れ込んだ理由を徹底解説。さらにブランドにも、ものづくりにかける想いも聞きました。

01

まるで冒険にでかけるかのように

材料調達から販売までのあらゆるプロセスにプラスの影響をもたらすことが、VEJAの目指すスニーカーの再構築です。2005年にファーストコレクションを発表して以来、さまざまな面で他のブランドとは異なる理念でスニーカーを作ってきたVEJA。
創立者のセバスチャン コップ氏とフランソワ ギレーン モリィヨン氏がVEJA立ち上げを決意した2003年、既に多くの企業が「サステナブル」という言葉を発信し始めていましたが、言葉だけで実践するものは誰もいませんでした。
2005年、セバスチャン コップとフランソワ モリィヨンは新しいことに挑戦するアドベンチャーとしてVEJAを設立。エコロジーでスマートなデザインと繋がり、フェアトレードや最新の技術開発にも繋がる今までになかった新しいプロジェクト、新しい道を切り開くため、ファッション経験がゼロだった2人は、まるで冒険にでかけるかのようにVEJAをスタートしました。人と地球、両方をリスペクトし大切にするスニーカーを開発するために。

VEJAのプロジェクト

2人はスニーカーを分解しそれぞれの原料は何なのか探ることからスタートしました。 どこで生産しているのか理解した上で、改善できることがあれば少しずつ実行する。好奇心を持って調べ、最終的にブラジルのオーガニックコットンやフェアトレードコットンに、たどりついたのです。同じようにソールの素材についても深く調べ、生産者の方と直接会い、対話を重ね、継続的な関係を築くことができました。
VEJAのスニーカーは労働条件や環境が良好な工場で生産されています。ブラジルオフィスのスタッフは頻繁に工場へ足を運んでいるため、工場スタッフとも顔なじみです。現地でゴムの木の樹液採取に関するミーティングに参加した際、「森を守るために協力し合うメーカーはVEJAだけ、森林破壊の削減につながったことは明らかだ。という感謝の声をいただく事ができ、心に響いた」というエピソードも。
ミニマルなデザインは、作業服やミリタリーシューズ、トレイル(ハイキング)シューズなどからインスピレーションを受け、常に自分たちが履きたいスニーカーを考え作成されているそう。挑戦から始まったアドベンチャーは1つの企業、1つのブランドとして成長。現在はブラジルとフランスに2つのオフィスを持ち2017年には60人、2020年には150人の優秀なスタッフに恵まれました。50カ国以上で販売され、200万足以上を売り上げています。

言葉を減らし、行動を増やす

セバスチャン コップ氏は言います。「僕たちはなるべくポジティブな世界観を持つようにしています。議論ではなく、何ができるかを考えることを重視しているのです。サスティナビリティーとはただのパワーポイントプレゼンテーションではありません。実際に現場に行ったり、現実を肌で感じたりする必要があります。生産者との直接のコミニケーションは僕らにとっては元気が出たり、感動したりインスピレーションの源になる瞬間です。そして、実際に外に出て現場の方と向き合うと常に現実を感じる事ができます。それが大切だと思います。言葉を減らし、行動を増やす。僕らは他人を変えようとするわけではなく、精一杯努力して自分たちを変えようとしている」と。 VEJAはこれからもプロジェクトの一貫性を貫き、世の中がさらに透明になるために活動を続けていくことでしょう。

エシカルな素材と洗練されたデザインが、
2020年の気分にマッチ

VEJAのスニーカーを知ったのは、フランスのとあるスナップ写真でした。パリジェンヌがサラリと履きこなす姿はとっても品があって美しい!
ともすれば、スポーティーな印象が強くなりがちなスニーカー。ですが、VEJAのスニーカーはフェミニンな装いを邪魔することなく、エレガントな雰囲気を醸し出していて不思議だなと思ったのが第一印象です。
調べてみると、エシカルな素材で作られていること。そこで働く人たちへの愛が溢れていること。そして「世界をより良く変えていきたい」という祈りが込められていることを知りました。さらに、まだ自分たちにできていないこともちゃんと伝える正直さ。これには、もうハートを撃ち抜かれました。
SHIPSでは2020SSからオーダーを開始。地球規模で物事を考えていかなければならない今こそ、このやさしくてカッコいいスニーカーをもっと多くの人に知ってもらえたら嬉しいです!

環境や雇用に対する取り組みに加えて、デザイン性の高さも兼ね備えた、VEJAのスニーカー。本国フランスでは大手百貨店には必ずと言っていいほど並んでいる人気ブランドです。パリ、ニューヨークには直営店舗を構え、感度の高いセレクトショップでも取扱があり、アジアでも日本、韓国、香港を中心に今後さらに注目されていく予感!フォルム、カッティング、配色、素材使い……と、どこをとっても洗練されていて、大人スニーカーの定番になるのではないでしょうか。

1スニーカー各¥16,000(+tax)/VEJA
2スニーカー各¥15,000(+tax)/VEJA

バイヤー佐藤の一押しは、モデル「ESPLAR」のホワイトカラー。サイドにはトレードマークの「V」もステッチでさりげなく入っています。ワンピースにも、デニムパンツにも合わせやすいシンプルさが魅力です。よりホワイトを際立たせたいときには、薄手のラメ入りカラーソックスと組み合わせるのも◎!

02

洋服に自由に合わせられるバッグを

『UNITED ARROWS』の元アクセサリーバイヤーである吹上肖氏によって、2018年秋冬スタートしたバックブランド『A VACATION』。実は吹上氏の実家業はバッグメーカーだったそう。幼いころから、バッグづくりを身近に感じていたといいます。
そんなバッグに対する思い入れが強いからこそ、「ファッションの一部として、洋服とのスタイリングに自由に制約なく合わせられるバッグコレクションを作りたい」と生まれたのが、『A VACATION』です。

働く女性にとって嬉しいデザインが凝縮

女性にとって、使い勝手が良い機能性やサイズ感を備えながら、少し振り切った個性とディテールを駆使。熟練した日本の職人の手によって情熱的にバッグを仕上げています。A4ファイルどころか、パソコンも、タブレットも、ちょっとした出張にだって、余裕で対応してくれそうな頼もしいサイズのバッグも。
また、使われている生地は、マーチンデールという磨耗試験を行なっているインテリアファブリックを採用しているので耐久性にも優れています。今までのバッグにはないようなデザインであることに加えて、軽くて丈夫な作りが実現しました。

ぜひユニークな愛称で呼んで!

デザイナーが日々、気になるヒト/モノ/コトをメモして、それを見返しながらデザインしているという『A VACATION』のバッグ。そんなバッグたちには、実は一つひとつ愛称がつけられています。
ブンブンとアクティブに使ってほしいと願ってつけられた「BUNBUN」。マクラのようにコロンとしたフォルムのクラッチバッグは「PILLOW」。サイドが涙形になっているハンドバッグは「TEARS」……など、デザインからも連想しやすく呼びやすい名前ばかり。デザイナーがファーストサンプルをスタートする際にネーミングしていることが多いそう。ぜひ、あなたもお気に入りを見つけて愛称で呼んであげてください!

頑張る女性こそ、頼れるバッグに甘えましょう

近年、バッグのサイズ展開の幅が広がっているのを感じませんか? 特に、小さいサイズのバリエーションが増えていますが、どれもアクセサリー感覚で楽しむもの。とても働く女性の荷物は入りきらない大きさなのが悔しいところですよね。
最近は、リモートワークも始まって、パソコンを持ってオフィスと自宅を行き来する方も増えていると聞きます。でも、ビジネスバッグというのも、なんだか堅苦しい。持ちたいのは、キレイで、上品で、大きくて、軽くて、丈夫なバッグ。って、そんな夢のようなバッグなんて……ここにありました! 
ビッグサイズだけど、素材が軽くて柔らかいので、電車の座席に座ったときなんかは、シュッと抱きかかえて幅を取らないようにもできるのが嬉しいですね。頑張っている女性のみなさん、バッグくらいは思いっきりワガママに持ってみてはいかがでしょうか?

お仕事はもちろん旅行バッグとしても使えそうな大容量サイズから、コーディネートのアクセントになってくれそうなハンドバッグまで、あらゆるシーンを彩ってくれます。ペイズリーにレオパードなど一見、主張の強そうな柄ですが、こうして並べても落ち着いた雰囲気と品を感じさせるのは、インテリアにも用いられる素材を使っているから。定番に見えて、しっかり提案が入っている、そんな「ひとクセ」が大人の遊び心をくすぐります。

1バッグ(ROCK)¥62,000(+tax)/A VACATION
2バッグ(PILLOW)¥53,000(+tax)/A VACATION
3バッグ(TEARS)¥48,000(+tax)/A VACATION
4バッグ(BUNBUN)¥65,000(+tax)/A VACATION

2本の分かれたハンドルは、スッキリと細く華奢な女性の手でも持ちやすいようデザイン。また、丁寧に縁取られたレザーのパイピングは『A VACATION』の大きな特徴です。ビッグサイズのバッグでも、決してたくましい印象にならず、エレガントで女性らしさを感じることができるのは、こうした細かなデザインの工夫があるから。

03

日本の女性に伝えたかった、
ファッションの楽しみ方

フランス語で“姉妹”の意味を持つ『La Soeur』は、その名の通りMIKA氏とTOMOKO氏の姉妹デザイナーによって2005年にスタートしたアクセサリーブランド。国際線の客室乗務員TOMOKO氏が、1年の半分以上を海外で過ごす中で、各国の大人の女性たちのアクセサリー(ジュエリー)使いに魅了されていったそう。
「アクセサリーを基点にしたファッションの楽しみ方って素敵なんだよ」と日本の女性に伝えたい気持ちを募らせる日々。ある日、思い切って大手アパレルメーカーでジュエリーデザイナーだった義理の妹であるMIKA氏に、その想いを打ち明けると「じゃ、一緒にやってみようか!」という話に。『La Soeur』を立ち上げることになったのでした。

少し上質でハッピーなハイアクセサリー

『La Soeur』のコンセプトである「ハイアクセサリー」とは、ジュエリーのクオリティを保ちながら、アクセサリー感覚で普段使いできる身近な存在。大人の女性に能動的かつ長く大切に楽しんでもらいたいという思いから、カジュアルになり過ぎず、優雅でしなやかな動きのあるデザインが特徴です。
また、『La Soeur』を語る上で欠かせないのが天然石。『La Soeur』らしい世界観を表現できる天然石を求めて、インドのジャイプール、アリゾナ、ニューヨーク、香港……など各国を飛び回るそう。産地に出向いた際には、カット前の原石に触れ、納得がいくまでオリジナルカットを施すことも。2つとして同じものがない天然石との運命の出会いも『La Soeur』の楽しみ方のひとつです。

SHIPSでの取り扱いは15年以上に

SHIPSが「学生のころから大好きなセレクトショップでした。『La Soeur』にとって、SHIPSはとても大切な存在です」と振り返るTOMOKO氏。2005年の立ち上げ当初から「いつかお取り扱いいただければうれしいな」と思っていたのだそうです。ほどなくして、その夢は実現。それから15年以上にも渡って長い取引を続けています。

思わずコレクションしたくなる、自分だけの宝物

これだけ長く取り扱いが続いているアクセサリーブランドは、他に類を見ないというくらい、SHIPSのお客様にとっては馴染みの深い『La Soeur』。価値が変わることのないアンティークのような雰囲気を放ちながら、デイリーに使える親しみやすさがあります。
天然石のパーツは、ピアスにもペンダントにも付け替えられるので、オリジナルの組み合わせを考えるのもハッピーな気分に浸れる瞬間! 個人的に、ネックレスに複数の天然石を重ね付けするのがお気に入りです。
2020年2月に、SHIPS 渋谷スクランブルスクエア WOMEN'S店にて、好きなストーンやチャームを組み合わせてオーダーができるイベント『La Soeur COLLECTION-CUSTOM&ORDER-』を実施したところ、「SHIPSで『La soeur』と出会い、コレクションしている」というお客様も、たくさんお見えになりました。
自分へのご褒美にもピッタリな『La Soeur』。毎シーズン、どんな新作が登場するのか、私も楽しみにしている1人です。

一つひとつ個性を感じられる天然石ならではな輝きをマットなゴールドが、より一層引き立てます。こだわりのカッティング技術で抜群の発色の良さを実現。「地中にこんなキレイな石が眠っていたのか」と、自然の神秘を感じずにはいられません。ちょっと変わったカラーを見つけてテンションがアップするようになったら、立派なファン! イヤーカフは今季の新作。ファースト『La Soeur』に、おすすめです。

1イヤリング¥15,000(+tax)/La Soeur
2チャーム¥6,000(+tax)/La Soeur
3チャーム¥7,000(+tax)/La Soeur
4ピアス¥16,000(+tax)/La Soeur
5チャーム¥6,000(+tax)/La Soeu
6イヤーカフ¥9,500(+tax)/La Soeur

「今日は、どの天然石をつけようかな」と選ぶところを想像するだけで、ワクワクしてきませんか?
大人っぽさとキュートさを兼ね備えた『La Soeur』のアクセサリーは、SHIPSの洋服との相性も抜群です。シンプルなニットに、パーツを重ね付けしたペンダントをつけて、アクセサリーを主役にしたコーデも!